【相談事例】マンション購入を考えています。住宅メーカーから「4,000万円の物件購入が可能です」と言われましたが不安です。
2025/10/17 住宅
マイホームの購入は家族にとって大きな夢が叶う瞬間。住宅メーカーから「4,000万円でも大丈夫」と言われれば、つい買いたくなってしまうのも無理はありません。けれど、住宅メーカーは何を根拠に「大丈夫」と言っているのでしょうか?
目次
根拠は年収額
住宅メーカーが根拠としているのは「年収額」です。その金額をもとに平均的には購入が可能かどうかを判断し、「大丈夫」と言っているのです。
けれど、それで本当にだいじょうなのでしょうか?
あなたにとっての年収額とは?
年収を聞かれて答えたとしてもその答えは中身が全然違う場合があります。
初回相談で色々と聞き取りをする中で聞いていた収入と、実際にシミュレーションをする時に給与明細などを見て確認できた収入が大きくずれていることは何度も経験してきました。
また、その人の考える年収が総支給額なのか、可処分所得なのか、実際に振込まれる手取り額なのかによって、その金額は大きく変わるのです。
年収は同じでも暮らしぶりは人それぞれ
また、暮らしぶりは人それぞれなので、年収が300万円でも貯蓄ができている人もいれば、1,000万円を超える年収があっても貯蓄ができない人もいます。
収入が同じでも、家族構成によって支出は変わってきます。同じ家族構成でも、働き方や子どもの育て方などでも大きく違います。
つまり、その人がどのくらい収入があるかだけでなく、それ以上に、その人がどんな暮らしをして、どんなお金の使い方をして、今後、どんな暮らしを希望しているのかがわからないと本当の予算は立てられないというわけです。
長い人生を考えた住宅選び
住宅はライフプランの中でも3大支出(住宅・教育・老後)の一つと言われるほど大きな支出。そして一度買うと、長い年月返済が必要で、長く住み続けることにもなります。
私たちがお客様から住宅購入についてご相談を受けた時には、現在のことだけではなく、将来のこと、親のこと、子どもの教育のこと、夫婦の働き方のことなど多くのことを検討しながら、お客様の暮らし方を分析したうえで適切な購入価格を考えていきます。
もし、少しでも自分で考えることに不安があるのであれば、一度ファイナンシャルプランナーを頼ってみませんか?
きっと、安心できる解決策を手に入れることができると思います。
親子のマネーカウンセラー 鶴田明子